2024 / 第22回
監督:みやび 2024年・127分
2024年/127分
監督:みやび
主人公、茜(みやび)は花屋でアルバイトをしているごく普通の女。
学生時代から、成績も見た目も常に平均点。
「いい人」と言われることは多いが、特に何かに秀でているわけでもなく、夢や目標があったわけでもなく。
ただ淡々と、平和に日々を過ごしていた。
5年間付き合っていた妻子持ちの啓介に一方的に別れを告げられ、ふと見渡せば、結婚、出産、
キャリア・・・周囲は皆、自分にないものを得て幸せそうにしている。
自分だけが取り残されたような空虚さに襲われた茜は、過去を振り切るために、啓介との思い出の品たちをフリマアプリで処分することに。
気持ちも新たに前に進もうとする茜。そんなある日、バイト先の花屋に、ある女性客、尚美(秋田ようこ)が現れる。
上品で感じがよく、何かと共通点の多い二人はすぐに意気投合し、交流を深めていくが・・・
愛情とも、友情とも違う「憧れ」という感情の成れの果て。茜を待ち受ける運命とは。
HSP(通称:繊細さん)気質をもつ俳優みやびが、自身の日々の生活や実体験を元に、初めて脚本・監督・編集に挑戦したオリジナル長編サイコスリラー。
みやびMiyabi
1985年生まれ。鹿児島県出身。俳優。
本作が映画初制作(脚本・監督・編集)となる。
28歳までは地元鹿児島でブライダルの衣装コーディネーターとして勤務していたが、当時の夫との離婚を機に「俳優」を志し単身上京。
以後、メソッド演技のコーチである永妻晃氏師事のもと映像作品を中心に俳優としての活動を展開。
2020年のコロナ禍に自分自身と向き合う中で本作「憧れdoll」のアイデアが生まれ、約一年の期間を費やし脚本を練る中で「なんとしてもこれを形にしたい」「自身の経験やアイデンティティーを作品に生かせるのではないか」と今回独学での映画制作に挑むこととなった。
処女作となる本作では、目にみえる物事やその一面だけでなく、バックボーンにあるものや別の見え方も繊細に描くこと。そして見えない生きづらさを抱えた存在に光を当てることを信念とした。
第22回の上映作品